社畜な日々に閉塞感を感じている私にぴったりの映画を見ましたよ👀
内容(「Oricon」データベースより)
すべての働く人たちに贈る感動の物語。ブラック企業で働く青山隆は、仕事のノルマが厳しく精神的に追い詰められていた。駅のホームで意識を失い、電車に跳ねられそうになってしまうが、幼馴染みのヤマモトと名乗る男に救われる。青山には彼の記憶がまったく無かった。ヤマモトと出会ってからというもの仕事の成績も次第に上がってゆく。ヤマモトについて調べると、3年前に自殺していたことが判明する。あの男は一体何者なのか…。
スチル写真の福士蒼汰くんと工藤阿須加くんの明暗の差がすごいですね!
この映画の主人公は「ちょっと今から仕事やめてくる」と言うであろうブラック企業社畜の青山(工藤阿須加くん)となぜか幼なじみを名乗ってしまう山本(福士蒼汰くん)のW主人公で話が進みます。
憂鬱な青山の憂鬱なゴミ屋敷(ブドウに蟻がたかってる!😱)からの物語の始まりです。
朝の情報番組の「サラリーマンがハマっている」コーナーでラッパーが歌っている歌詞を聞いて「これ俺じゃねーの」「ばっかじゃねーの」と荒んだ表情で呟く青山。
こちらがラップの歌詞です♪
月曜の朝は死にたい
火曜の朝何も考えたくない
水曜の朝は一番辛い
木曜の朝は少しラク
金曜は少しウレシイ
土曜の朝は一番ハッピー
日曜の朝一転憂鬱
でも人生それほど悪くはナイだろ
♪
いや、悪いよ。嫌だよ。
月曜の死にたいことより辛い水曜って何w
ほぼ辛い毎日なのに悪くないって。
もっといいことあると思うよ。世の中。
職場につけば上司が出社と同時にラジオ体操。
イエね、ラジオ体操はいいと思うんですよ。健康のためにね。
この会社のプチブラックなところは、イチ・ニ・サン・シの掛け声に
「声が小さーい!」の喝が出ちゃうところです。片鱗が見えてきましたね。
その後腕の上げが足りないと上司に腕をグングン持ち上げられます。
そしてお約束の社訓唱和。
- 不平不満を言わない社員。 ー じっと我慢し謙虚に受け止めよう
- 自己管理を怠らない社員。 ー 熱があろうと這ってでも出勤すべし
- 遅刻は十分で千円の罰金。
- 有給なんていらない。体がなまるから。←
- 言われなくてもできる社員になれ。 ー 効率を上げるため行動は迅速に🏃♂️
- やる気旺盛な社員になれ。 ー 仕事の後も自分の課題解消に真剣に取り組め!
- 常に難しい仕事を狙う社員。 ー 向上心を止めるな🙅♀️成功してもまだと思え
- やる気があるなら「はい」の一つ返事で仕事しろ。
どんどん言葉尻がきつくなっていくのが恐いですね。
広告代理店のようですが、成約してもしなくてもパワハラセクハラ発言を連発する上司(吉田鋼太郎さん)のもと、蹴っ飛ばされながらも深夜残業をこなしていた青山ですが、残業中にかかってきた実家のお母さんに冷たい言葉をいい電話を切ってしまう。
自己嫌悪に陥りさらに残業を終えて帰宅途中の駅で、上司からの着信を見ても電話に出ることができなかった青山は、ホームで意識を失い電車にはねられそうになる。
その倒れかかった青山をホーム内側に戻したのが山本。
抱き枕のように簡単に戻ってきます。よかったです。
その山本と出会いすったもんだがあって標題のように会社を辞めることになる青山なのですが、その辺はぜひ映画を見てみてください。
私はAmazonプライム会員なので、prime videoで無料で見ましたよ。
この映画のシングルマザーゆかお的おすすめポイントは、
青山が仕事を辞めるかもしれないがいいかと両親に問いかけたところ、父は構わない、生きていればなんとかなると言い、
母は夫である青山の父の再就職先もなかなか決まらず貯金は減っていく一方、義理の母の介護も重なり心労が最高潮に達した時に、夫に「みんなで一緒に死にましょう」と言ったと言う。
でも思い止まった。
息子には息子の人生がある、息子である青山がどんな大人になるのか見たくなったと言うのです。
死にたくなるほど辛い時に自分のために死ぬのをとどまってくれたんだから、自ら死を選んではダメですよね。
死ぬことに比べたら仕事がなくなることなんて大したことないということです。
涙を浮かべる青山を見ながら号泣ですよ。私。
親の愛を感じます。我が息子たちへの愛が薄れてきた時にブログを読み返します。
いや映画を見返すって言った方が格好がつくんでしょうけど、シングルワーママは忙しいんで・・。
もう一つおすすめというか見どころポイントがございまして、
黒木華ちゃん演じる五十嵐先輩が青山の作った発注書を書き換えて嵌めるんですが、青山が退職することを伝えにきた時に自分がしたと白状します。
ノルマが厳しく、青山が大きな契約を取れば更に厳しいノルマを課せられる。それを阻止するか死ぬしかないと思い詰めた上での行動だったと、辞めたくてもどこも雇ってくれない、もう疲れた。と言うシーン。
もちろんだからと言って人を嵌めるのは論外ですが、
実際青山のように簡単に会社を辞められる人ばかりではないと思います。
辞めたくてもどこも雇ってくれないから辞められない。どうせ辞めても同じことが起こると思いなかなか辞められない人も多いでしょう。
我が家のようにシンママであったり。
でも辛い時は辞めることを想像しながら黙々と作業をするといいです。私は。
今後は映画のように会社を辞めてスーツ姿でカバンを振り回し、スキップをしながら家路に着くところを想像します。
そうして本当に辞められるように何か新しいことに日々チャレンジをする。
そうすると精神が安定しますね。
色々と考えさせてくれた映画でした。
ところで工藤阿須加くんてソフトバンクホークスの工藤公康監督の息子さんなんですね。知らなかったです。
黒木華ちゃんって「くろきはな」じゃなくって「くろきはる」ちゃんなんですね。知らなかったです。
元々芸能情報に疎い方ですが、blogを書くにあたって色々調べてちょっと物知りになった気分です。
明日ドヤ顔でおじさん社員に教えてあげます。
明日仕事行く楽しみができて良かったですよ。